■NEWSの頁
第302回歩こう会 12月例会 天王山 報告
例会日:令和5年12月10日(日) 天気:快晴
参加者:橋本、松尾、黒岡、青石、廣塚、森、西元、木綿 8名
寒さがかなり和らぎ“小春日和”と言えるこの日、阪急京都線「大山崎駅」に参加者8名が集まりました。この日のコースは「天王山」。本能寺の変後に中国から取って返した秀吉と光秀の「天下分け目の決戦」の有った地として知られているところです。(実際の戦いは山でなく山麓の湿地帯だったようですが)
一行は先ず駅を出て直ぐにある「大山崎町歴史資料館」に入り、この地の歴史を学びます。
山崎の合戦の他、古墳時代、奈良時代や維新前後でのこの地は歴史的に意味あることが説明されていました。
山への登り道に入ると道はハイキングコースとして整備されていて要所には道標があります。道の周辺は竹林が多いのですが、手入れされていて、筍や竹材の畑のようです。「私有地につき立ち入り禁止」の札も立てられていました。(筍ドロボウへの対策と思われます)
途中に宝積寺という行基法師由来の由緒ある寺を抜けますが、ここの三重の塔は秀吉が一夜で建てたと伝えられています。
六合目くらいの青木葉谷展望台広場での眺望は眼下に、桂川・宇治川・木津川が合流し淀川になる三川合流地帯が見えると説明されていますが、この日は淀川への合流というのは分かりましたが、3つの川の合流までは見え難かったです。それに、黄砂の影響で遠くの空の方向は霞んで見えていました。
頂上までには「秀吉の道」という秀吉出世のストーリーを六枚の陶板画に表した説明板を見て、また十七烈士の墓という禁門の変で敗れた志士の墓などのスポットを通り過ぎます。
山頂に着くと、かなり多くのハイカーが休憩・昼食となっていました。私たちも、ここで昼食休憩とし、記念の集合写真を撮り下りに向かいました。
下りコースでのサントリー山は少し道戻りとなったため一部の方はパスとなりました。その後小倉山・小倉神社を経て、阪急西山天王山駅にたどり着きコース完了でした。
反省会は「天王寺」まで戻り、居酒屋での飲み放題コース。飲んで食べて、来年度の計画について事務局案を了解して例会終了です。
お天気に恵まれ、手ごろな標高と歩行距離で初冬の一日を楽しく歩きました。
(文責:木綿)
第301回歩こう会 「吉野山」 例会報告
実施日: 令和5年11月12日(日) 曇りのち雨
参加者: 橋本、若宮、青石、松尾、真島、澤村、西元 計7名(敬称略)
近鉄吉野駅に9時に集合し、紅葉見物を楽しむべく「吉野山」ハイキングに出かけました。天気は今にも雨になりそうな曇り空でやや肌寒い気候でしたが、そのせいか思いのほかに人が少ない印象でした。
まずは可愛らしいロープウェイをパスして七曲りの急坂を頑張り、ロープウェイ吉野山駅前で若宮さんと合流し、総勢7名となった。そこから黒門をくぐり、吉野葛や柿の葉寿司、陶器などの土産物屋さんが並ぶ街並みを進むと、改修中の金峯山寺蔵王堂に到着した。 立派な構えの蔵王堂に参拝後に記念撮影し、吉水神社は帰りに寄るとしてだらだらとした登りの舗装道路を小一時間歩いてやや汗ばんだ頃に吉野水分神社に到着した。参拝と境内見学後に、さらに登って行き、紅葉の名所の高城山横を通過し、程なくして奥千本口に到着して一息ついた。目的地西行庵まであと一息だが、ここまで2時間半程を要している。そこから少し登り、金峯神社前の木立の中にひっそりと佇む義経隠れ塔を見学した。さらに少し登ってから今度は山裾を下って行き、12時過ぎにやっと目指す西行庵に到着した。
ここまでの登りでの紅葉は例年よりかなり遅いようで、もみじも未だ青々としていたものが多かったが、西行庵周辺はやや日当たりが良いせいか赤く染まった美しい紅葉を楽しむことができた。やや寒い中で待望の昼食を摂って落ち着いてから、紅葉の前で若い女性4人組にシャッターをお願いして記念撮影した。
小休止後に下山開始し、金峯神社を経て高城山登り口から高城山展望台に登って行った。ここの紅葉は未だ盛りの手前ではあったが、登り道から展望台にかけて見事なもみじの紅葉を楽しむことができた。今年は11月下旬頃が見頃になりそうである。展望台から奈良の山々の眺望を楽しんでから下山を開始したが、この辺から小雨が降りだしてきた。
傘をさしながらの下りだが、ずっと舗装道路であるため歩きやすいものの、久しぶりのやや長い山歩きのせいか太ももが悲鳴を上げ始めている。蔵王堂付近まで来ると、雨模様にかかわらず多くの観光客で土産物屋さんが結構賑わっていた。ロープウェイ吉野山駅前で若宮さんに別れを告げ、最後の七曲りを頑張って下りて、終点の近鉄吉野駅に無事に帰着し、本日のハイキングを終了した。
その後、みやげものを購入後、橿原神宮前まで移動して有志での反省会で盛り上がった。今回のお目当ての紅葉は見頃の手前でありやや残念だったが、楽しい山歩きでした。
(西元記)
第300回歩こう会 「比叡山コース」 例会報告
実施日: 令和5年10月15日(日) 晴一時雨
参加者: 青石、木綿、黒岡、永野、廣塚、松尾、橋本 計7名(敬称略)
集合地の比叡山坂本駅に着いた時には前夜の雨は上がり、青空も見られた。登山の服装をした人は我々くらいで、世界遺産の比叡山でもあまり人が行かないのかなという印象を受けた。ただ、これは延暦寺に着いたときには変わったのだが。
日吉神社辺りまでは広い舗装路が続いた。最初は緩い道で有ったが、直ぐに傾斜が強くなり、急な階段も多くなってきた。山道に入っても道幅は広く、広い道幅は延暦寺まで続いた。登るにつれ、琵琶湖大橋や対岸の近江富士と呼ばれる三上山も望まれ、高さが感じられる。
下山者とも行き交ったが、中にはトレランで早足の人もあり、比叡山延暦寺の千日回峰の修行僧を彷彿させられる。
山道に入っても道幅は広く。両側の山肌は高く、道は広くなっている。千年以上も多くの修行僧や信者が歩いているので、道が掘り込まれているのであろう。歴史を感じさせる雰囲気である。
延暦寺の近くになると、また舗装路になり、お寺の区域になって来た。人が増え出し、外国の方も沢山居られる。やはり、世界遺産だけの事は有る様だ。根本中堂の近くの休憩所で昼食を摂った後、頂上目指して再度標高差150メートル位の登りに入る。
大比叡に着いて写真を撮っていた時に急に雨が降り出した。およそ10分位であろうか、四明岳の駐車場に着いた時には雨も上がり、南は琵琶湖南部や4月に登った音羽山方面が、北は蓬莱山や打見山が望まれた。私は見られなかったが、南方向に彩雲が見られたそうです。
その後、のんびりとケーブル比叡駅へ向かい、標高差日本一のケーブルからの風景を楽しんだ。降りてからは何時ものように、京都の料理を楽しむ事が出来た。 (橋本記)
第299回歩こう会 9月例会 高野三山報告
例会日:令和5年9月10日(日) 天気:晴れのち曇り
参加者:橋本、松尾、黒岡、西元、廣塚、永野、木綿、若宮、青石(敬称略)
計9名
今回は高野三山の山歩き。南海高野線で極楽橋駅まで。橋本駅を過ぎると、途中の駅にはその地の標高が表記される看板があり、次第に上っているのがわかる。最終の極楽橋は標高約550m。その後ケーブルカーに乗り換え山上へ。標高は約800m。
そこからバスに乗車し奥の院前で降車、そこで全員集合。山上迄車で参加の方を含め総勢9名の行事。
まずは奥の院の弘法大師御廟で行事の無事終了を祈願し、山歩きの開始。
最初は摩尼山(まにさん)に向けての山歩き、山頂付近は少し急な登り坂があるが、それ以外は、途中で高山植物を見ながらの気持ちが良い(ハイキング)コース。11時過ぎに歩き始め約1時間で山頂。標高は1004mで、(そのあとに行く楊柳山に次ぐ)高野山で2番目の高さ。山頂で楽しみの昼飲食。この時間が楽しみで山歩きに行く人も(私を含め)多いと思う。一息ついた処で、次の楊柳(ようりゅう)山へ。
山頂を降りて行く時に、いつも感じる、次の山頂向けての登り坂が待っているのだろうと思っていると、摩尼山に比べ少し緩やかな登り坂。疲れが少し溜り始めた頃に楊柳山山頂(標高1008m)に到着。周囲の山々を見下ろす気持ちの良い眺め。一気に疲れが和らぐ。
この後、最後の転軸(てんじく)山へ。転軸山は、標高も低く、締めくくりには丁度よい山。すんなり山頂を制覇し、最初の出発地/奥の院に到着。
今回の工程は、当初 曇り一時小雨の予報の中、山を下りて奥の院に着いた処で雨がパラパラ。ほとんど濡れることなく終了。最後は、各自お土産(ごま豆腐やあんぷ)を購入した後、恒例の反省会で盛り上がり、終了。楽しい山歩きでした。
(青石記)
第298回歩こう会 8月例会 書写山圓教寺報告
例会日:令和5年8月13日(日) 天気:快晴
参加者:橋本、松尾、黒岡、青石、西元、広塚、永野、木綿 (敬称略) 計8名
猛暑の中、姫路市郊外で「西の比叡山」とも呼ばれる「書写山圓教寺」に行ってきました。
(報告者しては「書写山の社僧正」という早口言葉で知っていたところです)
参加者8名は大阪駅に集合、新快速とバスを乗り継いで登山口の「刀出」バス停まで進みます。登り口付近には大規模なソーラーパネルの集積地があり、「これじゃあ、山裾の自然環境が大きく変わってしまうなあ」というのを実感。
刀出坂コースの参道は比較的緩い傾斜で殆ど登り坂ばかりで、まずまず楽に登れます。
途中でトレールランの若い人や親子連れハイカーとも出会いながら急がずに進みます。気温は…暑かったですね。でも適当に木陰や谷川の流れなどを楽しみながら圓教寺の施設である、「開山堂・講堂・食堂(じきどう)」のゾーンに着きます。建物の大きさに「大きな寺院なんだなあ」と理解出来ました。この辺りで展望地の説明で映画のロケ地にもなっていると書いてありました。(ラストサムライ、軍師黒田官兵衛の2映画)
講堂の少し先に書写山頂上があり、371mの標識板を入れて記念の集合写真を撮り、頂上付近の白山権現にもお詣りして、ここで昼食となります。
この先、標高的には下りに入りますが、「圓教寺境内」は広大で未だ色んな仏教施設が残っています。これの全部を回ることは出来ませんが、「摩尼殿」という舞台造りの大きな建物は見ものだと思います。下から舞台を見上げる形で見ると、結構圧倒されますね。ここからもう少し下ると山門(仁王門)に至ります。お寺境内への入口です。門の両脇には姫路市指定文化財の仁王像(右が「阿」像、左側が「吽」像)もあり、なかなか厳かな印象でした。山門から少し下るとロープウェイ山上駅があり、私たちは「歩き」ですが、外国人の方も含んでかなりの利用者が乗っていました。
ここからは「東坂」の下り山道です。姫路市街が見下ろせる展望の良いスポットもありますが、ゴツゴツした岩場の道を慎重に下ります。途中道脇には、最澄の「一隅を照らす」という言葉を書いた石柱が置かれていました。(境内にあった同じ言葉の「石碑」に比べると小さかったですが)
無事下山して、東坂というバス停から姫路駅まで帰りました。
駅近くにある「姫路城」に立ち寄りたいとの声もありましたが、時間の関係等でバスの車窓からお城を眺めるだけで済ませました。
大阪まで帰り、梅田で「メガジョッキ」で喉を潤し、楽しいハイキングを締めました。
終わってみれば、山歩きも寺の境内散策も楽しかったと思います。
(文責:木綿)
第297回歩こう会 7月例会 生駒山コース
例会日:令和5年7月16日(日) 天気:快晴
参加者:黒岡、松尾、木綿、橋本、 (敬称略) 計4名
先週は雨模様で今日に延期となった為、参加者は残念ながら、当初の半分以下となってしまった。又、集合地も近鉄額田駅に変更になった。この日のコースも当初は枚岡公園からの摂河泉コースを上る予定であったが、現地で集合した時点で結構、気温も高く日差しもキツかったので、長尾の滝まで古くからのお寺も点在する谷筋を歩くことにした。谷筋は日陰が多く、気温も低いので、予定の摂河泉コースに合流したときには標高も上がり涼しい風も吹いていた。
ここからは登り下りのグループとも行き交いながらの道中となり、ゆっくりと歩を進める。頂上の近くになると麓からもよく見える鉄塔が沢山並び、それを過ぎると生駒山上遊園地となる。今日は天気も良く、三連休であり、多くの子ども連れが色んな遊具で楽しんでいた。
遊園地の中で丁度テーブルが空き、木陰の中での昼食となった。ここからは京都、奈良方面が見渡せる。夜には夜景が綺麗に見えそうだ。
昼食後、生駒の稜線を暗峠へ向けて下る。途中の展望所では、東に奈良方面、西は大阪方面が一望出来る大パノラマが待ち構えていた。今日は夏にしては霞も少なく、遠くまではっきり見える。西は若草山、曽爾高原を始め、高見山、大峰山脈の山々、東は大阪湾の向こうに友が島、淡路島、明石大橋、六甲山とクリアに遠望出来る。峠まで降りてかき氷を楽しんだ後、ぼくらの広場へと向かった。ここからも大阪平野が広く見渡せる。下りでは更に枚岡公園展望台で日の光にきらめく大阪湾を眺めてから枚岡駅へ向かった。登りの奥深い谷筋では松尾さんお得意のグーグルフォトを駆使しての一発での「ボタンクサギ」の同定でこのような山奥でかって植栽された花が見られる不思議感や下山途中では親にはぐれた子狸に出会ったりと自然を楽しめた。下山後は久しぶりに難波での反省会。最近、都市部に出る機会がないので、久しぶりに外国人の多い、混雑した南の雰囲気を味わえた。(橋本記)
第296回 歩こう会6月例会 「友ヶ島」コース
例会日:令和5年6月18日(日) 天気:曇
参加者:橋本、木綿、松尾、真島、青石、森、西元、廣塚、正、黒岡 計10名(敬称略)
雨のため一週間延期となったが、久々に二桁10名の参加を得て実施。11時に加太港を出発する友ヶ島汽船のフェリーに乗船。風もなく静かな水面を滑るように進んでいく。地ノ島と虎島の間に群がる釣り船を避けながら中ノ瀬戸を抜けていくと、20分ほどで目的地の野奈浦桟橋に到着。案内センターで友ヶ島のパンフレットを入手し、傍の大きな案内図で本日のコースを確認。
先ず海岸沿いの道を西進する。道沿いには大きなクロマツが立ち並び、海側は杭にロープが張られ安全確保されていて歩きやすい。海で守られているためか、松くい虫の影響がないのだろう。昔懐かしい海岸線の風景である。役目を終えた旅館跡を過ぎた辺りから山道へ入り蛇ヶ池を左手に見ながら進み、急な階段を登りきると本日の最初の目的地「友ヶ島灯台」である。桟橋からの所要時間30分。この灯台は明治5年に完成し、現在でも稼働中とのこと。近代化産業遺産である。子午線広場に下りると、東経135度の子午線を示す日本最南端の塔がある。照葉樹林に覆われた坂道を下っていくと、左手に蛇ヶ池の湿原が広がり、右手に下りて行くと瀬戸内海国立公園の孝助松海岸がある。うっそうとした樹林道を更に進み、神島が臨める小展望台を過ぎ、最後は階段を登りきると本日の最高点、一等三角点のある標高119.7mのコウノス山(タカノス山)に到着。灯台から40分余りの山道歩きであった。時刻も12:45頃、昼時である。傍の大展望台で弁当を広げて昼食タイム。眼下には先程訪れた灯台や、鯵釣りに集まっている釣り船が見える。のんびりした眺めである。
山頂で恒例の記念撮影を済ませ、元来た道標の所まで戻ると本日のメインイベント、アニメの世界を彷彿させる「第3砲台跡」。島内に5ヶ所ある砲台跡でも最大規模とのこと。紀淡海峡防備のため明治25年に完成したもので、榴弾砲8門が設置されていた。各砲座や弾薬庫跡などはトンネルで繋がっており、レンガ作りの施設は精妙に作られており、130年経過した現在でも揺ぎ無く佇んでいて、明治時代の技術の高さを思わせる。
砲台跡を後に樹林の道を20分ほど下ると、垂水分岐に着く。右折して行くと南垂水キャンプ場があり、若者3人がテントを立てて楽しんでいた。深蛇池や葛城修験の第一経塚がある虎島に足を伸ばせたらと思い分岐に戻り立て看板を見ると、閼伽井方面へ行くには案内センターへの同意書提出が要請されていて、実質的に進入規制されていた。予定を変更して、野奈浦に戻ることとし、14:55桟橋前に到着。早く戻れたので、予定より一時間早い15:30発の臨時フェリーに乗船して加太港に戻り、無事例会を終えることが出来た。 (黒岡 記)
第295回歩こう会 2023年5月例会報告
開催日 2023年5月20日 天気:曇り後晴れ
参加者 橋本、津村、黒岡、真島、廣塚、西元、松尾(敬称略)
5月例会は、「日本一低い小野アルプスを歩こう」のキャッチフレーズで山ガールに人気の小野アルプスに出かけました。低山とはいえ、アップダウンの繰り返しで八座を踏破するのは相当タフな登山です。
JR小野町駅で全員合流し、先ずは、紅山(べにやま)登山口のある鴨池に向かいます。小野町は加古川より加古川線で北東に約14km(約20分)程にある田園の美しい町です。途中銀色の麦畑が広がっています。小野町特産の「ふくほのか」という品種で地産地消を目指していると聴きました。
鴨池は、冬にシベリアより鴨等の渡り鳥がやってくるということが名前の由来で、静かに佇んでいました。
鴨池を抜けるとすぐに紅山への急登が始まります。紅山を登り終えると、眺望を楽しんでから最初の記念撮影です。この紅山山頂からの岩尾根の下りは、断崖を見下ろす絶壁の岩場を降りる感覚です。万が一こけたりすれば大怪我になる事も予想されます。只中には、この断崖を楽しみ、ひょいひょいと降りては何度か往復している元気な老人もいます。
「不安な方は迂回ルート廻りましょう」との看板もあり結局二手に分かれて下山し、岩倉峠で落ち合うことになりました。
岩倉峠からは、小野富士と呼ばれる最高峰の惣山(そうやま)への再急登です。喘ぎ登ってから、昼食場所を探します。眺望と座り心地の良い岩尾根があり、ここが絶好の食事場所となりました。明石大橋や淡路島が見渡せます。一方、紅山を振り返ってみると先ほど降りた断崖の傾斜が良くわかります。
昼食後、ヤマップに頼ってアンテナ山、総山、アザメ峠へと中コースを進みます。総山にて2度目の記念撮影です。標準タイムの2割増しの時間で推移出来ています。アザメ峠より一端道路に出て、東コースへと入ります。ここから安場山、愛宕山、前山と3座を制覇し、日光峠に至ります。(15:18)
目標とした温泉到着16:00以内は何とか達成出来そうです。最後八座目の高山もスルーすることなく小野アルプスの八座を制覇し、白雲谷温泉ゆぴかに到着したのは16:00ちょっと前。(15:54)
ゆぴかは建物も新しく温泉もきれいで汗を流し完全リフレッシュです。もうちょっとゆっくりしてもよかったのですが、交通の便を考えると加古川で反省会をやろうと先を急ぐことにしました。
加古川駅前「千年の宴」の飲み放題で、日頃のストレスを解消して、盛り上がります。皆さまお疲れ様でした。
(松尾記)
第294回 歩こう会4月例会 「音羽山」コース
例会日:令和5年4月9日(日) 天気:快晴
参加者:橋本、米田、木綿、松尾、澤村、青石、西元、廣塚、黒岡 計9名(敬称略)
雲一つない快晴、初めて参加される廣塚さんを含め総勢9名のパーティー。行先は京都と大津の境にある音羽山。歩こう会としては久し振りのコースです。
京阪京津線追分駅から地下道で南出口に出て、国道一号線を東方向に進み、名神高速道路をくぐった後、V字状に右折して小山町に向う。道端に咲く紫色の「ツルニチニチソウ」が早速迎えてくれる。小山の集落からはこれから登る音羽山の頂上に立つ鉄塔が目に入る。目線を下げると、未だ散っていない桜と、ぐるぐる回る水車が春の風情を漂わせている。集落が終わり音羽川に沿ってなだらかな舗装路を登っていくと、弘法大師を祀る大師堂、お経岩、夫婦の滝、音羽の滝、大蛇塚などが順次現れ、新緑が美しい渓谷に彩りを添えていて、景色を楽しむうちに桜の馬場に到着した。広場の桜は残念ながら散り終えた後だった。
桜の馬場の左手の黒門をくぐり、木の階段(約130段)を登っていくと牛尾山法厳寺(牛尾観音)に着く。ここで一休みした後、お寺の入り口横にある大師像の前を通って山道に入っていく。ここから本格的な山登りとなるが、この道は東海自然歩道になっており、道幅も広くキチンと整備されていて歩きやすい。道端のミツバツツジが目を楽しませてくれ、シロモジや馬酔木なども見受けられる。尾根伝いに歩を進めていき、高圧線の鉄塔を二つ過ぎ、三差路の広場を左折すると音羽山の山頂に到着した。ここには三等三角点が置かれ、小山から見上げた鉄塔が設置されていた。山頂は木々が伐採されているため見通しが利き、蓬莱山や琵琶湖などが望見される。暖かい日差しを受けて昼食を摂った後、いつものように全員で記念撮影。
山頂から先程の三差路の広場に戻り左折し、大谷駅に向って下山開始する。整備されたなだらかな自然歩道をミツバツツジを眺めながら下っていくと徐々に斜度が増してきて、山道も木の階段に変ったり、或いは石段になったりして、足元に注意しながら高度を下げていき、車の騒音が聞こえてきたと思うと、1号線手前の鉄製の階段が目に入ってきた。この階段を下り、更に1号線の歩道橋を渡ると大谷駅はもう間近。逢坂山関址の石碑と、蝉丸の有名な歌「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」の石碑を過ぎて、左折するとゴールの「京阪大谷駅」に到着。今回は天候、ミツバツツジ、山頂からの眺望などに恵まれ気持ちの良い山歩きとなりました。この後は、いつもの反省会ですが、時間に余裕があったので京都三条の「朝日ビアホール」に出かけ、久々にクリーミーな泡たっぷりの生ビールを堪能することができました。 (黒岡 記)
第293回歩こう会2023年3月例会報告
開催日:2023年3月12日(日) 晴れ
参加者:青石、松尾、澤村、橋本、西元(敬称略)
歩こう会の2023年3月例会は、高槻駅から大阪、京都の県境にあるポンポン山に出かけました。ここは山頂で四股を踏むとポンポンと音がすることで親しまれているとのことです。当日は好天に恵まれ気持ちが良いが、この時期にしては20℃を超える気温で、汗をかきながらの登山となった。
高槻駅北口からバスで神峯山口に移動し、緩やかな登りを行き、結界を過ぎると立派な構えの神峯山寺に着いた。ここは毘沙門天最初の出現地とされ、巡礼札所にも指定されているとのこと。参拝してから、延々と続く登りの舗装道路にややめげながら登って行くと再び結界が現れ、表皮を剥がれて異様に赤い色のヒノキの大木を過ぎると、程なくして本山寺に着いた。ここは日本三毘沙門天の一つとのこと。参拝後に、本堂右奥から登山道に入り、緩やかに登って行き、巨大な天狗杉という古木の前で一息ついた。
ここから東海自然歩道ともなっている登山道は歩きやすく美しい尾根道となっており、非常に心地よい。程なくして二等三角点のあるポンポン山山頂に到着した。山頂は人が多いが京都北山や大阪平野が見渡せ眺望が素晴らしい。山頂中央ベンチで昼食後に、日本在住という若い中国人三人組と歓談し、集合写真のシャッターを快く引き受けていただいた。
しばし休憩後、尾根を東にとり緩やかに下って、島本町最高峰の釈迦岳に着いた。ここまではやや余裕であったが、そこからの下りがかなりの急斜面の下りとなり、終点の善峯寺まで下りたところでややくたくたの状態になった。余裕あれば善峯寺参拝の予定であったが、バス発車時刻間近であったことより、参拝をパスして本日の登山はここで終了となった。
やや軽めの登山と考えていたが、思いのほかに汗ばむ陽気であったことと、登り、下りともそれなりの傾斜があり、行程も11km弱であったことから結構タフな登山でしたが、逆に達成感のある充実した山行になりました。
終了後は梅田に移動し、そこでのどの渇きを生ビールで潤し、本日の登山を大いに反省して、今月の歩こう会はお開きになりました。(西元記)
第292回歩こう会2023年2月例会報告
開催日:2023年2月12日(日)
参加者:橋本、米田、黒岡、青石、西元、松尾(敬称略)
2月例会は、耐寒登山として三峰山に行く予定だったが、交通事情を考慮して1月例会の時、経験の多い金剛山に改められた。10:15表参道の登山口より千早城跡に続く厳しい石段を登り始める。このコースは最近、急な登りのため避けられるようだが、千早神社に寄る事が出来る。幕府軍がこの小さな山城を落とせなかったことより、受験者などに落ちない御利益があるという。静寂な千早城跡で一休みして634mの千早神社に詣でる。正成公に一礼して千早本道に合流する。ここから、登山客は多くなり既に下山をしている人とも挨拶を交わしながら登ってゆく。5合目で休憩するが雪の姿は全くない。寒さは感じられず、大汗登山となった。5合目を過ぎアイゼンを手に持って降りてくる人に聞いてみると雪は9合目より上にしかないという。少し溶けかけた雪道が見られるようになってから、日当たりの良い新道を進むことにした。例年この辺りより霧氷の美しい姿が現れるのだが、今年は跡形もなかった。9合目を過ぎて急に雪道となったところで登山者番付看板のところに到着した。雪解けでシャーベット状の中を多くの登山者でごった返している。山頂広場での記念写真はライブカメラ12:30の直前に済ますことが出来た。気温は6℃暖かい日差しの一角を占領して昼飯をとる。アイゼンをつけ雪道を楽しむため裏道を選んで一の鳥居、湧出岳、大阪府最高地点と進んだ後、千早園地でアイゼンを外し、念仏坂を避けて細尾根の急坂を駆下り伏見林道に合流した。大阪府最高地点では、高見山や三峰山が、展望台では大峰山系の山並みの春霞にかすんだ姿も美しい。百ヶ辻の金剛山ロープーウエイ前バス停の到着は16:00だった。バスの中しばしの休憩し、河内長野で解散となった。
(松尾 記)
第291回歩こう会2023年1月例会報告
開催日:2023年1月8日(日) 晴れのち曇り
参加者:森、青石、松尾、木綿、永野、澤村、橋本、黒岡、西元(敬称略)
歩こう会の2023年1月例会は、京都伏見の稲荷山にハイキングに行きました。
ここは「伏見稲荷大社」のある稲荷山を周遊するコースで、外国人観光客に一番人気があるという観光スポットです。日本人も多くの初詣客でにぎわうところです。
京阪伏見稲荷駅に、総勢9名の参加者が11時過ぎに集合し、早速伏見稲荷大社に参拝しました。正月から数日経過していますが、駅から大社までの参道、大社境内とも参拝客、外国人観光客で満杯でした。人波の中、何とか大社での参拝を終えて、千本鳥居から稲荷山周回コースに入っていきましたが、鳥居内も人でびっしりで、延々と続く美しい朱色の鳥居の中を人波の中ゆっくりと登って行きました。三ツ辻を過ぎる辺りからやや人が少なくなりましたが、それでも多くの人とすれ違って行きます。登り途中の茶店で甘酒や缶ビールで一服し、四ツ辻から京都眺望を楽しんでから程なくして山頂の一ノ峰(稲荷山)に到着しました。山頂も人が多かったため少し下った側道脇でやや遅めの昼食を摂りました。その後、鳥居がずっと並ぶ周回コースを下り、四つ辻から東福寺に向かう尾根道を下りて行きました。途中の荒神峰から京都市街を見渡し、大鳥居の前で全員集合の記念撮影。そこからさらに下って行き、東福寺に到着しました。伏見稲荷と異なり人が少なく閑散とした中で、東福寺の立派な三門、本堂を見物し、紅葉で有名な東福寺を後にして終点の東福寺駅に到着しました。
やや軽めながら結構なアップダウンのあるコースで、正月明けの良い汗をかく楽しいハイキングでした。
その後、天王寺駅前まで移動し、新年会を兼ねた反省会を行いましたが、新鮮な魚介類を賞味しながら、今年の歩こう会盛会を期しての飲み会を楽しみました。(西元記)
西谷清輝 (日曜日, 23 7月 2023 15:43)
こんにちは�
皆さま お元気で 羨ましいです!
自分には もう 夢になりました!